お茶ゼミブログ

2021/3/3 数学 佐藤
この記事を書いているのは、2月26日朝です。
すなわち、東大入試1日目の翌日になります。
1日目に実施された、数学の感想を話そうと思います。
さすが、最長の歴史を誇る予備校です。
そして、二位はTでした!
Sと僅差でしたが、僅かに遅かったです。
KとYに関しては、26日昼前の段階では解答速報が出ていません!
残念!
毎年この競走を見るのが楽しみです。
内容に関しては、図形問題があんまり出なかったなと思いました。
図形と確率と整数は過去の傾向からみると大体出ているのですが、
今回は整数に偏っていた気がします。
ちなみに、図形(初等幾何)も確率も整数も数学Aです。
低学年の頃の数学の学習はとても大切である事がわかります。
あと、コロナの関係で、
問題が簡単になるかもとも思っていましたが、
難易度的には昨年並みです。
ただ、数学B(数列、ベクトル)からの出題はありませんでした。
もしかしたら、東大なりの配慮かもしれません。
理系の数学IIIは微積までもちろんがっつり出題されています。
毎年思うことなのですが、東大数学は超すごい閃きや、
超すごい数学的背景知識などを必要とはしていないと思います。
その点においては、京大や一橋大、一流私立大入試の方が必要だと思います。
じゃあ、何が必要かというと、
面倒くさい細かい作業をミスなく丁寧にこなす力です。
計算が面倒になっても、場合分けが多くなっても、
求めた値が汚くなっても、
論理上正しいのならば突き進む力を試されていると感じます。
少し前の時代の予備校が作った、裏技とか、変な別解とか、
はたまた高校数学を遥かに超越してる様な数学的背景とか、
そんなのはもう要らないんだなと思いました。
僕も、新時代の予備校講師らしくなる為に、頑張ろうと思います。