「運」こそ、最大のパワー!~魅力ある人につき・輝きのない人から逃げるのが「運」~

はじめに

君は「運が良かった・・・」

私は「運が悪かった・・・」

・・・という「運」とは、何を指すのでしょうか?

自分の力ではどうしようもないことに出会うと、私たちは「運」という言葉を使いますね。

運を担いでいる「人と集団」が強いです・・・。

「実力も運のうち」「人生の8割は運だ」という人もいます。

運は神のみぞ知る

入試でも、相性が良い問題が出題されて「運が良かった・・・」

受験場に行く途中で、交通渋滞にあって「運が悪かった・・・」

運を英語でいったら、Luck(幸運・ツキ)・・・Good Luckといって別れる。

Fortune(財産・富)、Chance(機会・契機)なんて表現もある。

入試では「運」も味方につけよう

「良いことを考えていると、良いことが起こる」この「逆もある」という体験がありますね。だから、これからは、「良いこと」だけを考えましょう。

ビクビクしたり、怖気ついたりすると、運が逃げていき、「悪霊」のようなものが忍び寄ってくる。まんざら馬鹿にできないです。

運担ぎで、学問の神様にお参りに行ったり、お札をもらって来たり・・・。

合格祈願

私も、入試センター試験前日に「出陣式」をやって、受験生に「暗示」をかけた経験があります。東大理3に現役合格した生徒も、土壇場で「私のお札」をもらいに来ました。「名刺」にサインをして印鑑を捺しただけのものです。

受験アドバイス

「運気」について考えたことがありますか?

いろいろな自然界の現象界に現れる人間の「運勢」のことを運気といいます。

古代の中国では、自然界は「五運と六気」に支配されて説きます。人間は、自然界の一部分ですから、私たちの肉体の脈にも、現れるといいます。「五運」とは、地中の気象現象を指しています。木(風)・火(熱、暑)・土(湿気)・金(乾燥)・水(寒)の五つがあり、「六気」は空間(大気)を指すのです。この「風・熱・湿・燥・寒・火」の六つ。これが「漢方薬」につながるのです。面白いですよ。調べてごらんなさい。

湯島天満宮
湯島天満宮 【画像の引用元

学問の神様「湯島天満宮のお守り」を大切にする受験生がいますね。

古代バビロニアで始まったといわれる「占星術」は、インド・中国などで独自に発達し、現代でも「占い」という形で人気を保っていますね。

運を担いだUFOが飛んでくる

アメリカで、UFOの存在が話題になっています。

本当に(未確認飛行物体)が飛んできているのでしょうか?

どこかの国家が、意図的に飛ばしている物体なのでしょうか?

ずっと以前から、秘密裏に調査をしているという話がありましたが・・・

地球外生物が「存在」するのでしょうか?

「謎の空中現象」とされる映像の一コマ
「謎の空中現象」とされる映像の一コマ 【画像の引用元

映画では「E.T.」「スターウオーズ」などで親しみがありますが、これは架空の物語です。映画そのものは楽しく、夢がありましたが、実際の話となると、私たちの「考え方」も、「構え」も変えなくてはいけませんね。

ロマンだけでは済まされなくなります。地球にいないウイルス・細菌が運ばれたら、コロナ禍と同じように、緊張事態になります。

E.T.
E.T. 【画像の引用元

現在宇宙船で、無重力状態でいろいろな実験を進めていますが、医薬・合金・バイオなどあらゆる部門で、UFOは、私たちの生活に影響を与えるのです。

探求の対象です。

受験アドバイス

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の中に「星めぐりの歌」があります。夜空を見ながらいろいろと空想すると楽しいですね。「月見」「七夕」「かぐや姫」・・・。

小惑星探査機「はやぶさ2」
小惑星探査機「はやぶさ2」 【画像の引用元

小惑星「リュウグウ」の探索機「はやぶさ2」が帰還しましたね。

生物の基本的要素である「炭素」と「水素」の存在も調査しましたが、わからなかったですね。これからも宇宙の探索が継続されると思いますが、次は、君が活躍するステージです。頑張ってください。

宇宙の果てに、何があるのか

私たちは、「どこから来て」そして「どこへ去る」のでしょうか?

人間には「精神・心はない」と割り切っている人(唯物論)がいますが、この「説明しがたいもの」の存在(唯心論)を、生理的・物理的に割り切ってしまってよいのでしょうか?

夜の星をみながら、宇宙のかなたに、ブラックホールがあって、自分は、そこに吸い込まれていくのだと考えますが、美しさの前で「割り切れない」です。

ヴェルナー・ハイゼンベルク
ヴェルナー・ハイゼンベルク 【画像の引用元

ドイツの理論物理学者ヴェルナー・ハイゼンベルクの「不確定性原理」がありますが、その中で「運」は、確率論で扱う事柄だといっているようですね。君が進学して研究する「量子力学」の分野です。興味津々ですね。

受験アドバイス

もともと、占星術(astrology)と天文学(astronomy)は深い関係がありました。

が、さまざまな経緯を経て、徐々に距離ができ、現代では占星術と天文学は別のものになっています。天文学は、コペルニクスの『地動説』が登場したあたりから「占星術から分化」したようです。占星術は天文学の母胎だったですね。有名なケプラーは天文学者・数学者であると同時に、占星術師でした。ケプラーの「権力者は、自分の運命や選択の良し悪しに興味があるので、占星術のほうに金銭を出し、その金銭が結果として、星を観察・観測する天文学を支える効果があった」という言葉は意味深長ですね。「占いと学問」「権力と学問」「利益と研究」・・・。この妙(ツボ)は、いまの時代も変わりません。コロナワクチンの特許権に応用してみるとわかります。

ブラフマンとアートマン

インドの哲学(ウパニシャット哲学)では、宇宙の根源を「ブラフマン(梵)」といいます。私たち個人が持っている本質を「アートマン(我)」といいます。自己主張が強い人を「我が強い」ということに通じます。このふたつが合致することを悟ることを「梵我一如(ぼんがいちにょ)」といいます。

宇宙の根元を知ること、普遍的な真実、不滅なものを追求することは、仏教の「空」「無」に通じます。宗教・哲学は奥が深いです。科学では説明がつかないことが多いです。

ブラフマン
ブラフマン 【画像の引用元
梵天
梵天 【画像の引用元

「輪廻」「業」といわれるものは、「永遠に続く真理」を知覚することを指しています。大宇宙の真理ですから「理解」するものではなく、修行して「覚る」ものです。これは、宗教家・哲学者を目指す人の世界です。

受験アドバイス

君の志望校は、アメリカのハーバード大学ですね。素晴らしいで大学ですから、ぜひ進学してください。そこで、マイケル・サンデル教授の講義を受けてください。教授は「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業」などで知られていますね。

実力も運のうち
実力も運のうち 【画像の引用元

教授は「自分の成功は、自分の手柄、努力の当然の結果」ではなく、「手助けしてくれた親や教師に感謝する謙虚さが大切だ」といっています。私たちの素質・才能・能力は「与えられた運」だから、社会に貢献することが大切だと述べていますね。

入試では、教授の著作の一部分が「英文で出題」されるかもしれません。教授の背景を知っていないと、理解できないかもしれません。概要だけでも勉強しておきましょう。君と私が、「お茶ゼミ√+で知り合えた」のも運です。「実力も運のうち」です。

セレンディピティも運のうち

私は「運」をセレンディピティ(serendipity)とつなげて考えています。

思うようにいかなかったり、イライラしたり、自分は運が悪いと思ったりした時は、「セレンディピティ」と考えると発想が柔軟になります。つまり、これは「素敵な偶然である」・「予想外のものを発見するチャンスである」と考えるのです。人生は多様です。私の人生もそんなことの繰り替えしでした。

セレンディップの三人の王子たち
セレンディップの三人の王子たち 【画像の引用元

受験勉強でも、壁に当たったり、成績が伸びないと悩んだりした時は、「別の回路」を工夫するチャンスが来たと考えると良いのです。つまり「別解」を考えるのです。「運」は捉え方によって、色々な面・顔を見せてくれます。

受験アドバイス

セレンディップとはセイロン島、現在のスリランカのことです。「スリランカの三人の王子の物語」です。「serendipity」という言葉は、イギリスのウォルポールが生み出した造語です。彼が子供のときに読んだ『セレンディップの三人の王子たち(The Three Princes of Serendip)』という童話を発想の原点にしています。

<失敗しても、そこから新しいものを「学び取る」ことができれば成功につながる>という内容の物語です。その意味では、成績が悪かった時の模擬試験と同じです。

入試対策:自分の現状をチェックしよう

入試に向けて、自分の「現状」をチェックしましょう。当てはまるもの全てにチェックを入れてください。チェック数に応じて下に適切なアドバイスが表示されます。

受験アドバイス

0~2個・・・停滞中 振り返りを丁寧に
夏期休暇中の過ごし方を工夫しましょう。自分の志望を明確にすることが大切です。受験に向かう姿勢をハッキリさせてください。規則正しく生活することが基本です。
3~5個・・・このままでは目標に達しない
「高校生から受験生へ」。この切り替えは難しいので苦労すると思いますが、受験に向かうことができる時間は「有限」です。お茶ゼミ√+の「夏期講習」に参加すると良いでしょう。
6~7個・・・成績上昇の兆し 思い切った行動を!
1学期の努力で、受験に向かう姿勢と基礎ができたのですね。「一歩前へ」。自分の夢を実現するための努力ですから、自分の得意科目の得点を思い切り伸ばすと良いでしょう。
8~10個・・・最高潮! 足元を見つめて
勢いがあるので、大志を大きく掲げて、いろいろとチャレンジしてください。成績のムラをなくし、安定した成績の確保が大切です。「体調管理と気分転換」に留意してください。

(安達昌二:お茶ゼミ√+特別顧問)

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