東京大学学校推薦型選抜
東京大 教育 総合教育科 学校推薦型選抜
- 資料提供者自己平均値:4.9
面接
- 時間
- 30分
- 形式
- 個人
- 面接官
- 6人
- 会話
- 日本語
- ポスター発表(7分)
- この研究に際し本はどのくらい読んだか。
- その中で社会教育に関する本はどのくらいあるか。
- この研究をひとつの問いと答えの形にするとどうなるか。
- この研究のどこに新しさがあるのか。
- アンケートに際し本は読んだか。
- 「主体的・対話的で深い学び」とは何か。
- 具体的にどのような取り組みであれば「主体的・対話的で深い学び」が実現されると思うか。
- 資料でも挙げており、ポスターにも記載があった研究について説明してください。
- やりたい分野は決まっているか。
- 卒業研究は社会教育に寄っているが、やりたいことは学校教育なのか。
- 大学でも、高校で行った研究のように新しいことを発見していく意欲はあるか。
推薦入試の受験動機
教育学に興味を持ち、その中でも東京大学で研究したい明確な理由があったため。しかし学修したい分野が既に明確であった私にとっては、東京大学で教育学を研究する段階になる前に、早期に専門性を高める方が重要であり、東京大学は推薦選抜での入学しか考えていなかった。
受験を決心した時期
高3夏に卒業研究を終えて1年半を振り返った際に、辛いことはたくさんあったが教育学自体を嫌いになったことは無いし、むしろ知らないことが浮き彫りになりもっと学びたいと思えたため。
具体的に行った対策
- ~校内選考
- 学校の成績と出欠状況には気を配っておくこと。
- 約2年間、卒業研究のために教育関連の本を読んでいた。あえて自分の興味から多少逸れた本を読む。
- 私は学校が把握していないところでの活動でも成果をあげていたため、それらについて簡潔に説明できるようにまとめた。
- コンクールの正式名称や資格の取得年月日は、エクセル等に都度記録しておけば良かったと思う。共同研究の場合、提出物としてのポスターの利用許可、賞状のコピー等は早めにとっておいた方がよい。
- 校内選考~一次選考
- 高校3年間で行ってきた諸活動と、大学以降の学修・研究との関係性を言葉で説明できるようにする。
- なぜ私が東京大学で学び、研究を続ける必要があるのか、大学にとって私が入学するメリットは何かを考える。募集等はかなり抽象的な表現になっているため、その言葉を自分に落とし込んで考える。
- 文章をまとめる練習をする。
- 卒業研究の要旨を書き直した。
- ~二次選考
- 発表用のポスターを作るにあたっては、とにかく見やすさを意識した。
- ポスター発表と質問対応の練習。学校で先生方6人に見ていただいた。
- 教育関連書籍は継続して読んでいた。また、入試改革やコロナ禍での教育改革など、大きな転換期を迎えている領域であったため、ニュース等も逃さないようにしていた。
- 提出物について
- 提出物は、文系研究(個人研究)、理系研究(共同研究、学校外)、短期留学の経験(先進国の教育について見た、学校外)、国際会議の経験(開発途上国の教育について考えた)、の四点に絞った。
後輩へのアドバイス
このレベルでの推薦選抜は、チャンスが増えそうだから位の気持ちで取り組めるものではない。学問分野への並外れた興味と熱意が前提にないと、結局自分の言葉で表現できないと思う。一般選抜で他大学を目指している場合でも、推薦生として東京大学に入りたい明確な理由があれば、挑戦に値する入試だと思う。