1.基準
評定平均値:4.0以上
その他の条件:TOEFL Paper Based450以上、Computer Based133以上、TOEIC500以上、英検2級以上、国連英検C級以上、独検3級以上のいずれか1つ
2.試験の種類…学科試験(哲学思想に関する基礎的関心および表現力に関する試問(60分))、 論文(提出)、面接
《学科試験》
科目 出題内容 時間
哲学 “人間以外の存在の権利を認めること”についての小論文 60分
《論文(提出)》
文字数:4000字
テーマ:
私が哲学を学ぶ目的
上智大学哲学科の中で私はその中の芸術、文化系列の比較宗教学をとりわけ学びたかったので、宗教に関する2つの疑問を解明するために哲学を学びたいというふうにレポートを書きました。2つの疑問点のうち、1つは、神の領域の話である「宗教」の名のもとに行われた戦争における、人間の精神構造がどういったものなのか。神のためにと自分の命を捧げてまで戦う人々がいる。彼らを動かす力は何なのか。そしてもう1つは無神論者の多い日本人と、神を信仰する西欧人、その他の外国人との罪意識(良心)の違いについて。神がいる人間にとっては神の存在によって良心を持つ。日本人は神がいない代わりに他人に対して罪意識を持つ。つまり、他人の目がなければ罪を容易に犯すことができる(ということを遠藤周作の『海と毒薬』を引用して説明)。しかし、かといって西欧の人間も歴史をふりかえってみれば様々な罪を犯していることは否めない。そのことを踏まえた上で神あっての良心と神なき良心とは一体どういうものなのかという疑問を持った。
3.その他、アドバイス等
文学部のレポートでは自分の知的欲求を前面に出した方が好かれると思います。
上智の哲学の面接では本当に、死ぬほど「なぜうちなのか、あなたのやりたいことは他ではないのか、本当にうちなんだな?」という会話がほとんどでした。教授が言っていたことは、「我々が一番残念なのは、学生たちが哲学科に入って自分の勉強したいと思っていることと違う! と言われることなんですよ。」なので哲学科の中にはいろんな種類の勉強があるけれども私のように「宗教」「人間の精神構造」とばかり言うと、「心理学科じゃないのか??」と言われたりしてしまいます。オススメなのはオープンキャンパスに行って直接教授のお話を聞き、この学科で学べることをちゃんとチェックしてこの学科に惚れ込んでいるように見せることです。
小論文の試験は対策としては過去問をやって考える力を身につけることです。同じ問題が出されることは決してないのでできるだけ様々なことを考えたり、人と話したりするとよいと思います。(2ちゃんの哲学版はかなりオススメです。)