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早稲田大学AO推薦入試攻略

早稲田大 政治経済 国際政治経済 AO入試
1.基準
評定平均値:なし、資料提供者自己平均値:4.5
その他の条件:TOEFLのスコア
2.試験の種類
論文(当日)、面接、提出書類(調査書、TOEFLのスコア)
《論文》
時間:120分、文字数:問1 200字、問2 300字、問3 A50字/B500字、問4 500字
書いた内容:
 問題1.筆者の言う「慣行」は「相対的貧困」に基づいている。何故なら、最低生活基準の設定である一般的な消費の消費水準は、その人の生きる国、時代、社会によって変化するものであるからだ。
 問題2.相対的貧困は、周囲との比較における疎外感によるダメージが多いと考えられる。
例えば、高校に通うだけの余裕はあるが、相対的には貧困にある家庭があるとしたら、他の同級生は所持する流行品や奢侈品を自分だけが手にすることのできないという疎外感を味わう可能性がある。
しかし一方で、高校に通うことができず、労働せざるを得ない子どもは自分と同じような境遇にいる仲間との作業を通じて達成感を得ることができるかもしれないのだ。
つまり、相対的貧困は最低限の生活を送ることができるからこそ、絶対的貧困の人よりも周囲との格差を感じてしまうことが多く、その分ダメージも大きいのだ。
 問題3.A:日本は、他国と比較すると大人が一人の世帯の貧困率が非常に高いこと。
B:近年の不況の影響で就職難等のため、全体としての貧困率が高いと考えられる。また、日本では共働きをしていないと子供を養っていけない家庭が一般的となっているため、大人が一人の世帯はその分生活が厳しくなると考えられる。
日本は現在、比較的「小さな政府」であるが、北欧をはじめとして、税率をあげて社会保障を充実させる「大きな政府」を実践している国々がある。消費税など日常生活に関わる物資の税率をあげることはより生活の圧迫につながりかねないが、これらの地域の大部分では食材にかかる税率だけは低率に抑えたり、税率をなくしたりと工夫がなされている。また、教育費は小学校から大学に至るまで無償であり、医療費もかからないため、税率が高くても国民から不満の声は聞かれない。
日本もこの制度を取り入れ、「大きな政府」を目指すことで生活に苦しい人々を救済すると同時に国を活性化することができると私は考える。
 問題4.私は、精神的貧困を問題視する。その最も大きな理由は競争社会が生んだ子供たちのストレスにある。
近年は、不況の影響もあり、より高い学歴を目指す風潮が一層強まっており、その分子供たちにのしかかる重圧も重くなっている。そして、同時に子供による家庭内殺人事件やいじめによる自殺の報道が次から次へと舞いこんでくる。これまで以上にストレスを抱え込んでしまった子供たちはそのはけ口を上手く見つけることができず、こうした事件を起こしてしまうのだと私は考える。
経済的貧困を重要視するとこうした精神面をつい等閑にしてしまう傾向があるが、意欲的な人員を社会に増やし、経済を活性化させるためにも精神的貧困を解決する方法を模索せねばならない。日本の未来を担う子供たちが明るい未来を切り開いていくことを可能にするためにも学校をはじめとする教育施設へのカウンセラー設置を中心とした対策を進めるべきだと私は考える。
《面接》
時間:15分、形式:個人、面接官:3人、会話:日本語
3.その他、アドバイス等
成績が伸び悩んだ時期に自信を取り戻すため、また、学校の成績が良かったことを利用したいと思ったため、受験を決めました。
AO入試の準備が大変であることも分かっていて、推薦入試に興味を持った時期も遅かったので、本当に決めたのは受験の2週間前くらいでした。対策としては、インターネットに掲載されている過去問を3年分解き、経済関連の本を3冊ほど読みました。
私は推薦入試と一般入試の勉強を並行して行い、その分負担はありましたが、推薦入試の対策として吸収した知識はその後の論文の勉強にも役立ち、もし不合格であったとしても勉強したことを後悔しないと思えました。決定することは勇気がいると思いますが、やるからには悔いが残らないよう、取り組んでほしいと思います。

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